ツロは完全武装し、大金持ちになったので、 ツロにとって銀は泥のようなもの、 純金は道のほこりのようなものだ。
その後ツロの要塞に行き、ヒビ人やカナン人の町をすべて行き巡り、ユダの南に広がるネゲブをベエル・シェバまで下りました。
王の杯と、「レバノンの森の間」にあった王の食器類はすべて金製でした。当時、銀はそれほど価値のあるものと思われていなかったので使われなかったのです。
王はエルサレムで、銀をただの石ころのように用い、レバノン杉も、どこにもあるいちじく桑の木のように大量に用いました。
金銭欲を断ち切り、取っておきの黄金を捨てれば、
うなるほどの財があり、 たんすには衣装がぎっしり詰まっていて、
主は海の上に御手を伸ばし、 地上の国々を縮み上がらせます。 この偉大な商都を滅ぼせと命じた神は、 こう語りします。 『ああ、名誉を傷つけられたシドンの娘よ、 二度と小躍りして喜ぶな。 おまえはたといキプロスに逃げ伸びても、 休むことはできない。』
だれが、大帝国を築き上げて 世界貿易の王者にのし上がったツロを、 こんな悲惨な目に会わせたのでしょう。
財宝も商品も残らず略奪され、城壁も打ち壊される。 快適な家は取り壊され、石も木も、そしてちりまでも、 海に投げ捨てられる。
すべてのものが海のもくずと消える。 財宝も商品も、船員も水先案内人も、 船大工も商人も兵隊も、 すべての人が、ツロの壊滅の日に、海の底に沈む。
おまえの商品は多くの国の人々の欲望を満足させた。 地の果てに住む王たちも、 おまえが送った財宝を喜んだ。
だが今、おまえは海の底に横たわっている。 すべての商品も、それを運ぶ船員もみな、 おまえとともに沈んでしまった。
また、次のような主のことばが示されました。
主はこう言います。 「ツロの民は何度もくり返して罪を犯し、 わたしはそのことを忘れない。 もうこれ以上、処罰を猶予しない。 彼らは兄弟であるイスラエルとの協定を破り、 攻撃をしかけて征服し、奴隷としてエドムに渡した。
それから境界線はラマに向かい、要塞の町ツロを経て、ホサのあたりで地中海に達します。その領地には、マハレブ、アクジブ、