「ああ、なんということをしてしまったのだ。神様が王としてお選びになった人にそのようなことをするなど、大それたことではなかったか。」
「どうして、神に選ばれた王を手にかけたのか」と、ダビデは詰め寄りました。
ところが、人口調査を終えたあと、ダビデの良心は痛み始めました。彼は主に祈りました。「私はとんでもない過ちを犯してしまいました。どうか、私の愚かなふるまいをお見逃しください。」
ところがナボテは、「どんなことがあっても、お譲りするわけにはまいりません。あそこは先祖伝来の土地なのです」と答えました。
しかし、わたしは言います。敵を愛し、迫害する人のために祈りなさい。
迫害されても、のろってはいけません。むしろ、神がその人を祝福してくださるように祈ってあげなさい。
悪をもって悪に仕返ししないように、気をつけなさい。かえっていつも、お互いの間で、またどんな人にも、善意を示すよう心がけなさい。
今、私は主の前に、そして主が油を注がれた(神にきよめ分けられ、任命を受けた)王の前に立っている。さあ、言い分があるなら言ってくれ。私がだれかの牛やろばを盗んだりしただろうか。みんなをだましたり、苦しめたりしたことがあるか。わいろを取ったことがあるか。もしそんな事実があったら、言ってほしい。何か間違いを犯したことがあるなら償いたいのだ。」
このダビデのことばには、みなにサウル殺害を思いとどまらせるのに十分な説得力がありました。 王がほら穴から出て行くと、ダビデも背後からついて行き、「王よ!」と大声で呼びかけました。王が振り向くと、目の前でダビデが地にひれ伏しているではありませんか。