「そんなことをするわけがない。父が君をねらっているとわかったら、黙ってなんかいないから。」
父のたくらみをダビデに知らせました。「明日の朝、野に隠れ場所を見つけて潜んでいてほしい。
父をそこまで連れ出すから。そこであなたのことについて話をする。何かわかったらすぐに知らせる。」
「では、お父上が腹を立てておられるかどうか、どんな方法で知らせてくれますか。」
急げ、早くしなさい。ぐずぐずするな。」少年は急いで矢を拾うと、主人のもとへ駆け戻りました。
ヨナタンが口を開きました。「元気を出してくれ。私たちは、子どもたちの代まで、永遠に主の御手にゆだね合った仲ではないか。」 こうして二人は別れました。ダビデは去って行き、ヨナタンは町へ帰りました。
義兄弟の契りを結んだ者として、どうかこのことを引き受けてください。もし私がお父上に罪を犯したのであれば、あなたの手で私を殺してもかまいません。しかし、私を裏切ってお父上の手に引き渡すようなまねだけはしないでください。」