女たちが歌ったのはこんな歌でした。「サウルは千人を打ち、ダビデは一万人を打った。」
「それは断じてなりません。私たちが逃げ出そうと、半数が死のうと、彼らにはどうでもよいことなのです。目当てはあなたお一人なのですから。あなたは、私たちの一万人にも当たるお方です。ですから今は、この町にとどまって、必要な時に助けてくださればよろしいのです。」
これは、ダビデの最後のことばです。 「エッサイの子ダビデは告げる。 ダビデ、神からすばらしい勝利と祝福を授けられた者。 ダビデ、ヤコブの神から油を注がれた(特別に選ばれた)者。 ダビデ、イスラエルの麗しい詩人。
ダビデをはじめイスラエルの指導者たちがあとに続きました。一行は木の枝を振りかざし、主の前で、竪琴、琴、タンバリン、カスタネット、シンバルなど、ありとあらゆる楽器を鳴らして喜び踊りました。
ミリヤムは歌いました。 「主の勝利をたたえ、心から喜び歌おう。 主は馬も人も海に投げ込んだ。」
ところが、アキシュの家来たちは、ダビデの出現を喜ばないふうで、「あの人はイスラエルの最高指導者ではないか」とうわさしていました。 「確かにそうだ。だれもが踊りながら、『サウルが殺したのは千人で、ダビデが殺したのは一万人』と歌って、ほめそやした人に違いない。」
ダビデはその話を聞いて、アキシュ王が自分をどう扱うかわからないと心配になりました。
イスラエルの女が踊りながら、『サウルは千人を殺し、ダビデは一万人を殺した』と歌ったのは、この人のことですから。」