ところで、ダビデがゴリヤテを倒し、勝利を収めたイスラエル軍が意気揚々と引き揚げて来た時、あることが起きたのです。あらゆる町々から沿道にくり出した女たちが、サウル王を歓迎し、タンバリンやシンバルを鳴らして、歌いながら喜び踊りました。
ペリシテ人には告げるな。喜ばせてなるものか。 ガテとアシュケロンの町にも告げるな。 神を知らない者たちを勝ち誇らせてなるものか。
ダビデをはじめイスラエルの指導者たちがあとに続きました。一行は木の枝を振りかざし、主の前で、竪琴、琴、タンバリン、カスタネット、シンバルなど、ありとあらゆる楽器を鳴らして喜び踊りました。
タンバリンと竪琴の伴奏で、 踊りながら神の御名をほめたたえなさい。
主のひと言で、敵は逃げ惑います。 家を守る女たちは、 「こちらに向かっていた敵軍は逃げて行きました」と 大声で知らせて回ります。 今や、イスラエル中の女が 戦利品を分け合うのです。 ごらんなさい。女たちは、羽で覆われた鳩のように、 きらめく金銀で身を飾ります。
先頭を行くのは歌い手たちで、 楽器をかなでる人々がしんがりを務め、 真ん中はタンバリンを打ち鳴らす おとめたちが進みます。
アロンの姉で女預言者のミリヤムが、タンバリンを手に、女たちの先頭に立って踊り始めました。
ミリヤムは歌いました。 「主の勝利をたたえ、心から喜び歌おう。 主は馬も人も海に投げ込んだ。」
彼らが打たれるたびに、主の民は音楽を奏で、 歌を歌って喜びます。
エフタが家に戻った時、なんと彼のひとり娘が家から出て来て、大喜びでタンバリンを鳴らし、踊りながら駆け寄って来ました。
ダビデは王の特別補佐官として、いつも任務を成功させたので、とうとう軍の指揮官に任命されました。この人事は、軍部からも民衆からも喜ばれました。