モアブは建国以来、 外敵から守られ平穏無事に過ごしてきた。 この国は、器から器に移し変えられない ぶどう酒のようで、香りがよく、 口当たりがなめらかだ。 だが今度は、捕虜として外に注ぎ出される番だ。
神を敬わず、その戒めを踏みにじった彼らには、 永遠の神が報復なさるのです。
わたしをきらうとは、全く愚かな人たちだ。 一歩一歩死に近づいているのも知らずに、 いい気になっている。
これが、うわさに聞いていた、 あの高慢なモアブだろうか。 人を人とも思わない態度はどこへ行ったのか。
地は完全にすたれ、 いっさいのものが略奪されます。 主がそれを語りました。
天の軍勢の主は、エルサレムにあるシオンの山で、 全世界の人々のために豪華な宴会を催します。 おいしいごちそうと、熟成したぶどう酒、 それに脂肪ののった肉が出ます。
おまえに勢いがあった時、わたしは警告したが、 おまえは『干渉しないでください』と言った。 おまえは子どものころから、 わたしのことばを聞いたためしがない。
乱暴者が来て、つぼからつぼへ荒々しく移し変え、しかも、そのつぼを粉々に砕く時がすぐにくる。
モアブの思い上がりは並はずれたものだったので、 私たちの耳にまで達しました。 その、他人を見下す横柄な態度、思い上がった心を、 私たちは知っています。
バビロンのユダヤ人たちは訴えます。 「バビロンのネブカデネザル王は、私たちを食い物にし、 踏みつけ、骨なしにしました。 怪物のように私たちをのみ込み、 私たちの財宝で腹を満たし、 私たちをイスラエルから追放しました。 バビロンに、このすべての悪事の報いを刈り取らせ、 その手で流した私たちの血を完全に償わせてください。」
まもなく、この町は人っ子一人いない 散乱状態となる。 心は恐怖におののき、ひざは震え、 彼らはぼう然として青ざめる。
神の民の地は、おまえの攻撃で人はいなくなり、 破壊された。 だが主は、彼らの誉れと力とを回復する。
わたしは、ともしびをかざして、 エルサレムの暗い隅々まで捜し回る。 罪にどっぷりつかり、神に関心を示さず、 神はそっとしておいてくれると考えている者たちを 見つけ出して罰するのだ。
安逸をむさぼっている異教の国々に、激しい怒りを燃やしている。わたしは自分の民にほんの少し腹を立てただけなのに、その国々は彼らを、わたしが考えていたよりもずっとひどい目に会わせたからだ。』
