またわたしは、敵にエルサレムを略奪させる。この町の財宝は、王の宝石や金銀もろとも、遠くバビロンへと運ばれる。
翌年の春、彼はネブカデネザルから呼び出され、神殿の多くの宝物とともにバビロンへ連れて行かれました。ネブカデネザルは、エホヤキンの兄弟ゼデキヤを、ユダとエルサレムの新しい王に任命しました。
あなたの全財産、先祖がたくわえた宝物全部が、バビロンに運び去られる時がくる。何一つ残らない。
あらゆるものを破壊する軍隊が、全地を荒らします。 主の剣が国の端から端まで暴れ回るので、 だれも逃げることができません。
私たちは子どものころから、 先祖のものであった羊や牛の群れ、それに息子、娘が、 偶像や異教の祭司の食い物になるのを見てきました。
ごらんください。町の城壁沿いに、とりでが築き上げられました。バビロニヤ人がこの町を、剣とききんと疫病によって攻め取ろうとしています。何もかも、おことばのとおりになりました。
それから二年後の六月末、ついに彼らは城壁を破り、町を占領しました。
一方、エルサレムの町は王宮もろとも焼き払われ、城壁は無残な姿をさらすばかりでした。
破壊に次ぐ破壊の波が押し寄せ、 国土はすっかり荒れ果ててしまいます。 一瞬のうちに、 家は一軒残らず押しつぶされます。
敵は貴重品をすべて取り上げ、 彼女を無一物にしました。 そればかりか、神聖な神殿を荒らし回りました。 そこに入ることさえ神が禁じた外国人によって。
エルサレムは悲しみのどん底で、 過ぎ去った楽しい日々を思い浮かべます。 今はもう、 援助の手を伸ばしてくれる者もなく、 屈した敵の前で、あざけりの的となっています。
世界中のだれもが、 まさか敵軍がエルサレムの門を破るとは、 夢にも思いませんでした。
あなたの預言者たちは、獲物に忍び寄るライオンのように陰謀を巡らす。彼らはむさぼり食うように多くのいのちを奪い、財産や宝を強奪し、国中に未亡人を増やす。
イスラエルは、 兄弟たちの中で一番実り豊かな者と呼ばれた。 だが、東風、荒野からの主の風が吹きまくり、 イスラエルを干上がらせてしまう。 そのあふれる湧き水も泉も枯れて、 イスラエルは渇きで死ぬ。