彼らは、自分たちをエジプトから無事に連れ出し、 だれも足を踏み入れたことのない、 乾ききった死の地である荒野を導き通したのが、 主であるわたしであったことに、 目をふさいでいる。
そうだ、暗闇がその日を奪い、 黒雲が覆い隠すがよい。 その日が暦から消し去られ、 その日には何もなかったことになればよい。
たとえ、死の暗い谷間を通ることがあっても、 恐れません。 主がすぐそばにいて、 私の行く道をいつもお守りくださるからです。
私は、とうに終わった 古き良き時代のことを思い起こします。
「わたしは、あなたをエジプトの奴隷生活から救い出した、あなたの神、主である。
彼らが苦しむとき、神はいつもいっしょに苦しみ、 彼らを救い出しました。 神は、ご自分の愛によって彼らを買い戻し、 彼らを高く掲げ、これまでずっと彼らを導きました。
それでもなお、誰ひとり神の名を呼び、 あわれみにすがろうとしません。 そこで神も、私たちから顔をそむけ、 罪に引き渡したのです。
何も見えない暗闇を送り込まれる前に、 手遅れにならないうちに、神に栄光をお返ししなさい。 闇が覆えば、あなたがたは山につまずき、 倒れます。 その時に、光を探し求めても、 身の毛もよだつ暗闇があるだけです。
「さあ、エルサレムの町の通りへ行き、大声で次のように語りなさい。 ずっと昔、おまえがまだ若い花嫁だったころ、 わたしを喜ばせようとして どんなに尽くしてくれたかを覚えている。 また、わたしを愛し、 草木の生えていない荒野にいる時でさえ、 わたしについて来てくれたことも覚えている。
祭司でさえ、主を軽んじ、 裁判官もわたしを無視した。 指導者たちはわたしに盾つき、 預言者はバアルを拝み、 意味のないことで時間をつぶした。
彼らは平気でうそをつきました。 「神がわれわれに手を出すはずはない。 災いが降りかかるはずはない。 ききんも戦争もあるものか。
彼らは、誓いを立てる時でもうそをつく。」
町々は廃墟となった。 バビロンは、誰ひとり住まず、旅人さえ寄りつかない、 乾ききった荒れ地となる。
それから主はその民をエジプトから連れ出すために 一人の預言者を立て、 彼らを導き、守るようにさせました。
「わたしだけが神であり、あなたの主だ。 そのことは、エジプトからあなたを連れ出した時から、 ずっと変わらない。 わたしのほかに神はいない。 わたしのほかに救い主はいない。
あなたがたをエジプトから連れ出し、 荒野の中を四十年間導き、 エモリ人の地を所有させたのだ。
それからホレブ山を発って、恐ろしく果てしない荒野を旅し、主の守りのもとにエモリ人の山地に着きました。そしてついに、約束の地との境にあるカデシュ・バルネアまで行ったのです。あそこで私はあなたがたに、『主がこの国を下さったのだから、ご命令どおり前進して占領しなさい。恐れたり疑ったりしてはいけない』と告げました。
獣の遠ぼえの聞こえる寂しい荒野を行く時、 神はまるで自分の目のようにイスラエルを守られた。
主は四十年の間、荒野の旅を続けさせて、あなたがたが謙遜になり、ご自分の戒めにどのように応えるようになるか、はたして心から従うようになるかどうかを試されたのです。
ギデオンは答えました。「初めてお目にかかりますが、どうか教えてくれませんか。主が共におられるのなら、なぜ、こんなことが次から次へと起こるのですか。先祖から聞かされました。主がエジプトから導き出してくださった時には、驚くべきみわざがたくさん行われたと。なのに、今はどうです。そんなみわざのかけらもないではありませんか。もう主は私たちを見捨てて、ミデヤン人にしたい放題をさせ、踏みつけられるに任せておられるのです。」