兄弟や家族でさえ、おまえに背いたのだ。 彼らは暴徒を呼んで、おまえに乱暴しようとした。 だから、彼らがどんなに愛想よく話しかけてきても、 信じてはならない。」
あなたが砂漠の川のように 頼りにならないことはよくわかった。 雪や氷があるうちは水があふれるが、 夏の盛りには干上がってしまう。 川を目あてに、隊商はわざわざ脇道をして来るが、 一滴の水もないのであえない最期を遂げる。
だれもかれもがだまし合い、 お世辞を並べ立て、うそをつきます。 もはや、一かけらの誠実も残っていません。
しかし、このようにふるまう者に、 主がおだやかに接するはずはありません。 「好きなだけうそをついてやろう。この舌は自分の舌だ。 だれも止めることはできない。」 こんな高慢なうそつきどもを、主は滅ぼすのです。
血を分けた実の兄弟でさえ、 赤の他人のようにしかふるまってくれません。
しかし主は、こう語りました。 「ライオンが羊をかみ殺すときに、 羊飼いの叫び声や騒ぎなど気にもかけない。 さっと襲いかかって一気に食べる。 同じように、シオンの山の上で戦うわたしは、 おびえて逃げたりはしない。 わたしは天の軍勢の主だ。 鳥が巣の上を飛び回るように、 エルサレムの上空を舞う。 こうして都を守り、救い出す。」
私は、ほふり場に引かれて行く子羊や牛のように、先にある危険に少しも気づいていませんでした。彼らが私を殺そうとしているとは、夢にも思わなかったのです。彼らは、「あの男を殺し、口を封じてしまおう。殺して、彼の名を永久に葬り去ろう」と相談していました。
すると、主は私にこう答えました。「アナトテの町の住民は、おまえを殺そうとしたので罰を受ける。彼らはおまえに、『神の名によって預言したら殺してやる』と言うだろう。だから、彼らの若い男たちは戦場で死に、息子、娘は飢えに苦しむ。
そのうえ、四方八方から脅す声が聞こえるので、 私はおじけづきます。 「彼を訴えてやろう」と、彼らは言います。 かつての友人でさえ、 私がつまずき倒れるのを待っています。 「きっと彼は、自分でしかけた罠に落ちる。 そうしたら、うんと仕返ししてやろう」と てぐすね引いて待っているのです。
ああ、どこか遠くへ行って何もかも忘れ、 荒野の小屋に住めたら、どんなに気が楽だろう。 彼らはみな姦淫の罪を犯し、 裏切り者になり下がってしまった。
「彼らは舌を弓のように曲げ、不真実という矢を射る。 正しいことには縁もゆかりもない者で、 悪から悪へと進み、わたしのことなど いっこう心に留めない」と、主は言います。
隣人や兄弟に気をつけなさい。 だれもかれも人を利用しようと、 中傷し合うからです。
彼らは、よく訓練された舌で互いにだまし合い、 罪を犯し続けて、弱り果てます。
身内からさえ迫害が起こります。
このたとえ話を聞いた祭司長やユダヤ人の指導者たちは、その悪い農夫が自分たちを指していることに気づき、イエスを捕らえようと思いましたが、群衆の暴動がこわくて手出しができません。しかたなく、イエスをそのままにして、そそくさと立ち去りました。
弟たちでさえ、イエスを信じていなかったのです。
たちまち広場は、二人に反感をいだく人たちでいっぱいになりました。そこで長官たちは、二人を裸にし、むちで打つように命じました。
しかし、ガリオがアカヤ地方の総督(ローマから属州に派遣された行政長官)に就任すると、ユダヤ人は徒党を組んでパウロに反抗し、力ずくで総督のところへ引っぱって行き、