「人の子よ、ツロのために、この悲しみの歌を歌え。
だから、神である主はこう宣言します。「わたしは激しい怒りをこの地に注ぐ。人も家畜も木も穀物も、どんなことをしても消えないわたしの怒りの火によって焼き尽くされる。」
私は泣きながら、山や牧場を指さします。 そこには住む者もなく、 すっかり荒れ果てているのです。 家畜の鳴き声は絶え、鳥や獣も姿を消しました。
彼らを世界中に散らし、遠くの国々に追い払う。どこへ行っても、剣に追い回され、ついに根絶やしにされる。
イスラエルの指導者たちのために哀歌を歌いなさい。
彼らはおまえのために嘆き悲しみ、こんな哀歌を口にする。 『ああ、難攻不落を誇った港の町。 その強大な海軍力が本土を恐れさせたのに、 どうして海に消えてしまったのか。
次のような主からのことばがありました。
そして悲しみの歌を歌う。 『海の真ん中で滅ぼされたツロのように不思議な町が、 世界のどこにあっただろうか。
「人の子よ、ツロの王のために泣け。 神、主はこう語る、と告げよ。 おまえは知恵に満ち、美を極めていた。
「人の子よ、エジプトの王のために嘆け。そして、王に告げよ。 おまえは自分を、国々の中で 強くて若いライオンのようだと思っている。 だがおまえは、ナイル川の岸で水をかき混ぜて 濁らせている、わにのような存在でしかない。
イスラエルよ。私は悲痛な思いで、あなたがたのためにこの悲しみの歌を歌います。
それゆえ、神である主は言います。 「あちらの通りでもこちらの道でも、叫ぶ声が起こる。 農夫を呼んで、いっしょに泣いてくれるように頼め。 泣き男や泣き女を呼んで、大いに嘆かせよ。