ハマンは怒りに駆られましたが、モルデカイ一人に手を下すだけではなく、この際、帝国中のユダヤ人を根絶やしにしてやろうと考えました。
役人たちがその旨を伝えたところ、王命にもかかわらず、王妃は言うことを聞こうとしませんでした。これを知った王は怒りに燃えました。
ハマンに会うと、王の家臣はみな、うやうやしく頭を下げました。そうするようにとの王の命令だったのです。ところがモルデカイだけは、絶対に頭を下げようとしませんでした。
宴会のあと、ハマンは天にも昇る思いでした。ところが、門のそばまで来ると、またあの無礼なモルデカイがいます。例によって、ハマンを見ても起立しようとしません。怒りがこみ上げてきましたが、
怒り狂い、のたうち回って息絶えるだけだ。
神は、ご自分を信じる人を陥れようと企む者を 笑われます。 彼らのさばかれる日が近いのをご存じだからです。
愚か者はすぐ怒り、 知恵ある人は侮辱されても冷静です。
短気な者が失敗したら、自分で後始末をさせなさい。 一度でも助けてやると、くり返すようになります。
人をばかにする者は傲慢で、 自分が一番だと思い上がっています。
愚か者に大きな権威が与えられているのに、 富む者に当然と思える社会的地位さえ 与えられていないことがある。
すると王はかんかんに怒り、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴへの憤りで顔が真っ赤になりました。そして、炉をいつもの七倍も熱くするよう命じました。