周囲の者たちは、来る日も来る日も、「どうして王の言いつけに背くのだ」と言いますが、それでも彼は頑として聞こうとしません。そこでついに人々は、モルデカイだけに勝手なまねをさせてはならないと、そのことをハマンに告げたのです。モルデカイは人々に、自分はユダヤ人だから別だと主張していたからです。
のちに、王がまた美人選びをしようとした時、モルデカイは政府の役人になっていました。
ハマンに会うと、王の家臣はみな、うやうやしく頭を下げました。そうするようにとの王の命令だったのです。ところがモルデカイだけは、絶対に頭を下げようとしませんでした。
ところが、助産婦たちは神を恐れていたので王の命令に従わず、男の子も生かしておきました。