おまえは使いをよこして、わたしをあざけった。 そして得意になって語った。 『私は強力な軍勢を引き連れ、西の国々を攻めた。 そびえるレバノン杉と良質の糸杉を切り倒した。 高い山々を征服し、密林を踏みにじった』と。
国々は軍隊や武器を誇りますが、 私たちは私たちの神、主を誇ります。
敵は言った。『あとを追え。彼らを滅ぼせ。剣のえじきにし、戦利品を分け合おう。』
今は壮麗な森のような大軍も無残な姿をさらし、 病人がやせ細っていくように、 身もたましいも滅び去ります。
しかし、あれを見なさい。 天の軍勢の主が屈強な木々を切り倒しています。 大木と小木、将校と兵卒の区別なく、 あの大軍を滅ぼし尽くしています。
全能の主が、きこりが斧でレバノンの森の木々を 切り倒すように、敵をなで切りにするのです。
糸杉やレバノン杉のような森の木さえ、 うれしそうに声を張り上げて歌います。 「バビロンは力を失った。もうだれにも煩わされない。 平和が来たのだ。」
もうしばらくすると、レバノンの荒野は 再び実り豊かな平野となり、 樹木が茂るよく肥えた森となります。
おそらくあなたの神である主は、アッシリヤの王の使者の、あの聞くに耐えないののしりをお聞きになったと思います。神がこのままで済ますはずはありません。あんな暴言を吐いたやつを責めるでしょう。お願いですから、ここに残っているわれわれのために祈ってください。」
この宮殿については、こう宣告する。 おまえは、わたしにとっては豊作の地ギルアデであり、 青々としたレバノンの森林だ。 だが、わたしはおまえを滅ぼし、 人の住まない、荒れ果てた場所にする。
おまえを解体する道具を持った者たちを集める。 彼らは、木目の美しい杉の木を引き抜き、 火に投げ込む。
それは、すべての国々を洪水のように覆い、 すべての敵を破るとうそぶく、エジプトの軍隊だ。
「人の子よ、エルサレムに顔を向け、イスラエルとわたしの神殿とに預言しなさい。
こう言った。「私は自分の力で、この美しい都を、王宮のある町、帝国の首都に建て上げたのだ。」