あまりの恐ろしさに腕は麻痺し、勇気はくじけ、
乾ききった地に吸い込まれる水のように、 影も形もなくしてください。 彼らの手の武器を、へし折ってください。
エドムの王たちは驚きまどい、モアブの君たちは震え上がり、カナン人は恐怖のとりことなった。
これは、エジプトについての神のことばです。 「見よ。わたしは速い雲に乗ってエジプトへ向かう。 エジプトの偶像は身震いし、 エジプト人は恐ろしさのあまり意気消沈する。
だからこそ、おまえが攻めた国々の住民は弱く、やすやすと餌食になったのだ。 彼らは草のように無力で、容易に踏みにじられる新芽のようにもろく、屋根の草のように、太陽に当たると黄色くしなびた。
息子たちは網にかかった大かもしかのように気を失い、 道に転がっています。 主が怒りを燃やしたからです。
バビロンの王は、敵が来たという報告を受けると、肩を落としました。産みの苦しみをしている女のように、恐怖の苦痛に取りつかれたからです。
大勇士でも、戦う気力を失い、 仮小屋に引きこもります。 力が尽きて、女のようになるのです。 侵略者たちは家々を焼き、町の門を壊しました。
人の子よ、さあ、人目もはばからず泣きわめけ。 その剣で、わたしの民と指導者がみな殺されるからだ。 みな同じように死ぬ。
どうしたのかと聞かれたら、こう答えよ。『神が恐ろしいことを語ったからだ。そのとおりになったら、どんな勇敢な者も恐怖におののき、意気消沈し、だれのひざも震える。神である主がそう語ったのだ。』あなたは滅びに向かっている。わたしのさばきは成就する。」
手も弱くなり、ひざもがくがく震えるようになる。
だれが、怒りに燃える神の前に立てるだろう。 神の怒りは火のようで、 山々はその怒りの前に崩れ落ちる。
まもなく、この町は人っ子一人いない 散乱状態となる。 心は恐怖におののき、ひざは震え、 彼らはぼう然として青ざめる。
諸国の間でライオンのようにふるまい、 闘志と大胆さをみなぎらせていた町、 年老いて弱くなった者も、いたいけな子どもも 恐れることなく暮らしていた町、 あの偉大なニネベは今、どこにあるのか。
そんなことを聞いたら、怖がらないほうがおかしいでしょう。戦う勇気なんか吹っ飛ぶもの。あなたたちの神様はただの神様じゃないわね。きっと、天地を支配なさるお方に違いないわ。