彼らは、貧しい人やみなしごを見殺しにし、 未亡人や父のない子の権利を奪っています。
私が貧しい人を傷つけ、 未亡人を泣かせたことがあるだろうか。
「主に知れるわけがない。 神は気にかけることもない」と、 未亡人や移民、みなしごなどを殺します。
正義を曲げ、貧しい人に不利になる裁判をしてはならない。
貧しい人や病人のものを横取りしてはいけません。 神が見ています。 そんなことをする者は必ず罰せられます。
正しいことに打ち込み、貧しい人やみなしご、 気の毒な未亡人を助け、人並みに扱いなさい。」
指導者たちは謀反人、どろぼうの仲間で、 だれもかれもわいろを取り、 未亡人やみなしごの肩をもたない。」
そういう者たちは、 ほんの少しのことにも言いがかりをつけては けんかを売り、裁判になれば、 有罪の判決を下した裁判官を待ちぶせて 袋だたきにします。 あらゆる口実をもうけて不正を行うのです。
真っ先に主の怒りに触れるのは、長老や重臣です。 彼らは貧しい人から力ずくで巻き上げ、 力のない小作人から取り上げた穀物で、 倉をいっぱいにしました。
天の軍勢の主は、 「どうしてわたしの民をこんなに 踏みにじったのか」と、彼らを責めます。
だれもが見たとたん、これは悪人だとわかります。 偽善者は、もう誰もだませません。 神についてのうそも、飢えた人へのあざむきも、 一目瞭然だからです。
彼らはわいろをもらって正義を曲げ、 悪者を保釈して罪のない者を牢にたたき込みます。
このぶどう園というのは神の民のことです。 イスラエルとユダは、神のお気に入りの土地でした。 神はそこが正義の国となるのを期待していたのに、 実際に目にしたのは流血でした。 正しいことが行われるようにと願っていたのに、 実際に耳にしたのは、 しいたげられた人たちの叫びでした。
真実は行方不明になり、 まじめな生活をしようと心がける者は、 すぐさま攻撃の的になります。 主はこのような悪を見、 何の手も打たれていないのを不快に思いました。
みなしご、やもめ、外国人をだましたりしないこと。人殺しをやめること。偶像を拝んで自分を傷つけるような愚かなまねはしないこと。
両親は全く顧みられず、寄留者や旅行者は保護という名目で不当な金を払わされ、孤児や未亡人は不正な扱いを受け、さんざんな目に会っている。
主はこう言います。 「イスラエルの民は何度もくり返して罪を犯し、 わたしはそのことを忘れない。 もうこれ以上、処罰を猶予しない。 彼らはわいろを取って公正な裁判を曲げ、 借金を返せない貧しい者を奴隷に売ったからだ。 それも、たったのくつ一足分の代金のために。
彼らは貧しい者を踏みつけ、 おとなしい者を足蹴にする。 父と息子とが同じ巫女を犯し、 わたしの聖なる名を傷つけている。
その日あなたがたは、ライオンに追いかけられていて 熊に出会った者のようだ。 あるいは、真っ暗な部屋で壁に寄りかかると、 手が蛇に触れた者のよだ。
イスラエルの指導者たちよ、聞け。 あなたがたは善悪の区別を知るべきだ。
その時、わたしのさばきは速やかに、 確実に行われる。 罪のない人を欺く悪者に、 不品行な者と偽り者に、 雇い人を不当な賃金で虐げる者に、 未亡人や孤児を苦しめる者に、 外国人をだます者に、 わたしを恐れない者に、 わたしはただちに向かう。」 と主は語ります。
ああ、いまわしいパリサイ人、ユダヤ教の指導者たち。あなたがたは偽善者です。神の国に入ろうとしている人たちのじゃまをし、自分でも入ろうとはしないのです。