しかし、おまえたちは取り残され、 ただ呆然と眺めるだけだ。 収穫期の終わったあとの番小屋、 荒れた畑の掘っ立て小屋のように、 だれからも捨て置かれている。」
悪者の建てた家はくもの巣のようにもろく、 ほったて小屋のように隙間だらけだ。
どうかお救いください。 そうなれば、エルサレムの門に集まる すべての人の前であなたをたたえ、 救い出された喜びを語ることができます。
国は荒れ放題、町々は焼け落ちた。 外国人がおまえたちの見ている前で、 目につく物を手当たりしだい破壊し、略奪している。
もし天の軍勢の主が介入して、 わずかに生き残った私たちを救ってくれなかったら、 私たちはソドムやゴモラ(悪行のために神に滅ぼされた町)の住民のように 全滅していただろう。
その日、敵軍はノブで止まり、 シオンの山の上にあるエルサレムに向けて 進軍の手を振ります。
わたしはおまえの敵となる。 エルサレムを包囲し、攻めたて、 周囲に要塞を築いて滅ぼす。
たった一人の敵に千人が追い回され、 わずか五人の敵で散り散りばらばらにされます。 こうしてあなたがたは、 遠くの山頂のまばらに生えた木のようになるのです。
彼についてのお告げはこうです。 よるべのないシオンの処女の娘であるわたしの民は、おまえを軽蔑し、笑い者にし、さげすんで頭を振る。
おそらくあなたの神である主は、アッシリヤの王の使者の、あの聞くに耐えないののしりをお聞きになったと思います。神がこのままで済ますはずはありません。あんな暴言を吐いたやつを責めるでしょう。お願いですから、ここに残っているわれわれのために祈ってください。」
そのとき、あなたは心の中でつぶやくだろう。 『こんなにたくさんの子どもを下さったのは、 いったいだれだろう。 大半の子は殺され、残りは捕虜として連れて行かれ、 私だけここに残されたというのに。 だれがこの子たちを産み、育ててくれたのだろう。』」
見なさい。 主はあらゆる国に使者を送って、こう言わせました。 「わたしの民に、神である主が、 たくさんの贈り物を持って あなたを救いに行く。」
彼らは、野獣に立ち向かう羊飼いたちのように、 エルサレムを包囲します。 「それは、わたしの民がわたしに背いたからだ」と、 主は言います。
あなたがたはおとめのように美しく繊細だが、 滅びる運命にあります。
主の怒りの雲がエルサレムを覆いました。 イスラエルで最も美しい町は、ちりの中に伏し、 主の命令によって天から投げ落とされました。 御怒りの燃え上がる日になると、 神はご自分の宮にさえ、 一かけらのあわれみもかけませんでした。
主は、庭先の木の枝と葉で作ったあばら屋のように、 ご自分の神殿を手荒く壊しました。 もう例祭と安息日を守ることができません。 王も、祭司も、主の激しい怒りの前に倒れます。
エルサレムよ、喜び歌え。わたしが来て、共に住むからだと主は言われる。
わたしの民よ、大いに喜べ。 歓声を上げよ。 見よ。おまえたちの王が来る。 その王は正しい方、勝利者だ。 柔和で、ろばの子に乗っている。
「イスラエルの民よ。 あなたがたの王を恐れるな。 王は柔和で、ろばの子に乗って、 来られるのだから。」(ゼカリヤ9・9)