それなのに、まだやせたままなのだ。その時、目が覚めた。
腹にはいっても、腹にはいった事が知れず、やはり初めのように醜かった。ここでわたしは目が覚めた。
ところが、確かに腹の中に入れたのに、腹の中に入れたことがまるで分からないほど、最初と同じように醜いままなのだ。わたしは、そこで目が覚めた。
ところが、そのやせた牛が、最初の太った牛をぺろりとたいらげてしまった。
しばらくして、もう一つ夢を見た。今度は一本の茎に七つの穂が出て来たのだ。たっぷり実の入った穂ばかりだった。
次に、また別の雌牛が七頭出て来ます。骨と皮だけで、あばら骨が浮いて見えるようなやせた牛ばかりです。それが、歩いて行って太った牛の隣に立ったかと思うと、
彼らは逆境のときにも、神に守られています。 ききんの年にも飽き足りることができるのです。
「それを残らず食べなさい」と、その方は言います。食べてみると、なんとみつのように甘い味がしました。