愚か者は、いっこうに働こうとせず、 餓死寸前のところをさまよう。 しかし結局は、 むなしいの一語に尽きるような労働を続けるより、 のんびりその日暮らしをするほうがましだ。
愚かなる者は手をつかねて、自分の肉を食う。
愚か者は手をつかねてその身を食いつぶす。
こうなったら、いのちをかけてもいい。 思っていることを洗いざらいしゃべろう。
人に親切にすると心が豊かになり、 思いやりのないことをすると気持ちがすさみます。
無精者は、捕らえた獲物を料理するのも面倒がります。 しかし勤勉な人は、見つけた物は少しもむだにせず、 うまく利用します。
怠け者は、いくら欲しがっても、 何も得ることができません。 しかしこつこつ働く人は、裕福になります。
冬のうちに耕しておかないと、 刈り入れ時になっても収穫は望めません。
ところが、あなたがたは眠ってばかりいます。 いったいいつ目を覚ますのですか。
知恵あることばは心地よいが、 愚か者のおしゃべりは身を滅ぼします。 愚か者の話は前置きがばかげ、 結論も常軌を逸している。