「人の子よ。 森の中のぶどうの木に、どれだけの価値があるか。 ほかの木のように役に立つだろうか。 その枝の一本ほどの価値があるだろうか。
「人の子よ、ぶどうの木、森の木のうちにあるぶどうの枝は、ほかの木になんのまさる所があるか。
「人の子よ、ぶどうの木は森の木々の中で、枝のあるどの木よりもすぐれているであろうか。
若葉がもえいで、ぶどうの木は花ざかりだ。 たまらないほどいい香りを放っている。 愛する人、いとしい人よ、さあ、起きて、出ておいで。』
小ぎつねがぶどう園を荒らし回っています。 捕まえてください。 ぶどうの木は花ざかりなのですから。
私はくるみ林と谷へ行ってみました。 春の訪れを知りたかったからです。 ぶどうの木が芽を吹いたか、 もう、ざくろの花が咲いたかを見に。
早起きしてぶどう園へ行き、 ぶどうの木が芽を出したか、花が咲いたか、 ざくろの木が花をつけたかを見てみましょう。 そのぶどう園で、私の愛をあなたにささげます。
天よ、喜び歌え。 主がこんなにもすばらしいことを なさったのだから。 地よ、喜び叫べ。 山々も森も木々も歌声を響かせよ。 主がイスラエルを買い戻し、 あがめられているからです。
こんなことが、ありえるだろうか。 どうして、こんなことになったのか。 おまえを植えた時、あれほど注意して、 最上の苗木を選んだのに、 どうしてこれほど堕落した悪い作物がなったのか。
それから、このようなことばが主から与えられました。
いや、ぶどうの木は、 食器を掛ける木くぎにさえできない。
だが、そのぶどうの木も憤りで根こそぎ引き抜かれ、 地に投げ捨てられた。 枝は強い東風に折られて枯れ、実も焼かれてしまった。
「イスラエルの繁栄ぶりの、なんとすばらしいことか。 まるで実を豊かに結んだぶどうの木のようだ。 ところが、わたしが富を増やせば増やすほど、 異教の神々の祭壇に多くの物が供えられる。 収穫を豊かにすればするほど、 それだけ多くの美しい彫像や偶像が立てられる。
そんなあなたがたのせいで、 エルサレムは畑のように耕され、廃墟となる。 神殿が立っている山の頂も藪で覆われる。
糸杉よ、泣け。 すべての杉が損なわれるからだ。 高くそびえ立つ見事な杉がすべて倒れる。 バシャンの樫の木よ、恐ろしさのあまり叫べ。 一番深い森まで切り倒されるのを見るからだ。