見かねた王の側近がこう勧めました。「お心が晴れますよう、国中から特に美しい娘を探してまいりましょう。
時に王に仕える侍臣たちは言った、「美しい若い処女たちを王のために尋ね求めましょう。
王に仕える侍従たちは言った。 「王のために美しいおとめを探させてはいかがでしょうか。
エジプトに着くと、案の定サライの美しさは評判となり、
そこで、側近の者が提案しました。「若い娘を、お世話役のそばめとしてはいかがでしょう。添い寝させて、お体を暖めさせるのです。」
さて、最後の七日目のことです。かなり酒のまわった王はつい調子に乗り、王に仕えるメフマン、ビゼタ、ハルボナ、ビグタ、アバグタ、ゼタル、カルカスら七人の役人を呼び、
各州に、このための役人を任命し、宮殿にふさわしい若くて美しい未婚の娘を選ばせるのです。後宮の監督官ヘガイには、化粧品などを取りそろえる役目を与えてください。
皆があれこれ知恵をしぼり、善後策を講じている最中に、王の使いが来て、エステルの設けた宴へ出向くようモルデカイをせき立てました。