エルサレムの娘さん、 あなたがたに、かもしかや野の鹿を指して 誓ってもらいたいのです。 私の恋人を起こさないでください。 十分に寝かせてあげてください。」 「
エルサレムの娘さん、 私はケダルの天幕(荒野のアラビヤ人が住む黒いテント) のように、日焼けして黒いのです。 でも、きれいでしょう。」 「いや、あなたは私の絹の天幕のように愛らしい。」 「
あの方は、左手を私の頭の下にあて、 右手でしっかり抱いてくださいます。
エルサレムの娘さん、あなたがたに、 かもしかや野の鹿を指して誓ってほしいのです。 どうか、私の恋人を起こさないでください。 十分に寝かせてあげてください。」 「
まるでかもしかか若い雄鹿のように。 ごらんになってください。 あの方は壁のうしろにいます。 今度は、窓からのぞいています。
エルサレムの娘さん、どうか誓ってください。 私の愛する方を見かけたら、 私が恋の病をわずらっていると伝えてほしいのです。」 「
エルサレムの娘さん、 どうか、あの方が十分に眠るまで起こさない、 と誓ってください。」 「
エルサレム、神の民の見張り塔よ。 あなたの王権と力は、以前のように回復される。