恐ろしい火の矢をつがえています。
主は弓矢で私を狙いうちにした。 その毒矢は心臓深く突き刺さった。 神からの恐怖は隊列を組んで私に襲いかかる。 そのたびに、身のすくむような思いがする。
悪者どもは弓を張り、弦に矢をつがえ、 神の民を射ようと待ち伏せています。
主よ、いなずまの矢を敵に放ち、 彼らを散らすように蹴散らしてください。
主はいなずまを恐怖の矢として放ち、 私の敵をかき乱しました。 あの逃げ惑うさまを見てください。
あなたの矢は鋭く、敵の胸に突き刺さる。 敵はあなたの目の前に倒れる。
彼らの舌は、剣のように研ぎすまされていて、 私をひどく傷つけます。 情け容赦ないことばを矢のように、 この胸に射かけてくるのです。
しかし、神から不意に矢が飛んで来て、 彼らを突き刺します。
神はご自分の民に向けて、 まるで敵でもあるかのように弓を引きます。 主の御力は彼らに向かい、 えり抜きの若者たちを虐殺し、 憤りの火を注ぎます。
見上げる太陽と月は光を失い始め、 あなたの矢から発する輝きと槍のひらめきとで、 ぼやけています。
ご自分が選んだ民を救うために出て行き、 悪者たちの頭を砕き、 頭のてっぺんから足のつま先まで、 その骨をさらしものにしました。
息つくまもなく災いを下し、 次々と矢を放ち、射倒そう。
矢は血に酔いしれ、剣は肉と血をむさぼる。 刺し殺され、捕らわれた者の肉と血を。 敵の頭は血にまみれる。」
あなたがたを迫害する者たちには、その報いとして、さばきが下されます。
あなたのきよい民や預言者は殉教を遂げ、この地上に血を流しました。今度はあなたが、彼らを殺した者たちの血をしたたらせる番です。これは当然の報いなのです。」
彼らは大声で、主に、こう叫んでいました。「おお、きよく、真実で、絶対者なる主よ。地上の人々のひどい仕打ちを、さばいてはくださらないのですか。いったいいつ、私たちの血の復讐をしてくださるのですか。」