「だれも聞いてなどいない」と高をくくり、 大声で悪態をついては、神をのろいます。
彼らは自分に言い聞かせます。 「神はこのことを知らない。見てもいない」と。
なぜあなたは、 悪者が神を侮るのを放っておかれるのですか。 「神に追及されることはない」と 彼らは高をくくっているのです。
口当たりのいいことばの裏には殺意が、 甘いことばの中には剣が隠されているのです。
私は、獰猛なライオンに囲まれているかのようです。 彼らは、まるで槍や矢のように鋭い歯をして、 気炎を上げています。 その舌は、まさしく剣です。
彼らは言います。 「いったい神は、地上でどんなことが起こっているか、 ご存じなのだろうか。
あの横柄なことば、尊大な態度、 自慢げな様子をごらんください。
批評好きは人を傷つけますが、 知恵ある人のことばは慰め、いやします。
良い教師がいれば学習が楽しくなり、 無力な教師は益にならないことをまくし立てます。
正しい人はよく考えてから話し、 悪者は見境なく悪いことばを吐き出します。
「おまえは人々が何と言っているか聞かなかったのか。彼らは、神はユダとイスラエルを選んでおきながら見捨ててしまった、と言っている。イスラエルはもはや国家としての価値がなくなったと、あざ笑っている。
また、彼らが私について言っていること、 ひそひそ声で相談している計画をご存じです。
ああ、まむしの子らよ。あなたがたのような悪者の口から、どうして正しい、良いことばが出てくるでしょう。人の心の思いが、そのまま口から出てくるのですから。