しかしこの私は、 朝ごとに神の力と恵みを歌います。 悩みの日、神は危険を避ける高い塔、 安全な隠れ家となってくださったからです。
私はそのうちに隠れよう。 神こそ私の岩、隠れ家、私の盾、救い、 逃れ場となるやぐら。 すべての敵から救い出してくださった方に感謝しよう。
物乞いに落ちぶれ、さまよい歩くが、 毎日びくびくしながら、苦しみ悩んで生活する。 王が敵を破るように、彼の敵は彼を滅ぼす。
全能者の力を推し量ることはできない。 しかし、神はこの上なく正しく、 思いやりにあふれているので、私たちを滅ぼさない。
主よ。あなたがどんなに恵み深く 公正なお方であるかを、ほめ歌います。
しかし、そんな人々をも、主はお救いになりました。 それは、ご自身の名誉を守り、 お力を全世界に知らせるためでした。
たとえ、四方八方を苦しみに取り巻かれても、 私は無事に救い出していただけます。 怒り狂った敵には、 あなたのこぶしが振り下ろされるのです。
朝になったら、あなたの恵みを見せてください。 あなたを支えとして生きている私に、 どの道を選ぶべきか教えてください。 私は心の底から祈っているのですから。
栄光に輝くあなたの王国について語り、 その力について語り合うでしょう。
ああ主よ、この賛美をお受けください。 御力を賛美しているのですから。 私たちは主の力強いみわざをたたえて、 賛美の歌を歌いましょう。
主の怒りはつかの間ですが、 その恵みは生きる限り続きます。 たとえ、夜通し泣き明かすことがあっても、 朝には喜びが訪れます。
あなたの恵み深さを知って、私の顔は喜びに輝きます。 あなたは私の苦悩を知り、 たましいの苦しみを察してくださいました。
ああ主よ。あなたの揺るがぬ愛は天のように高く、 あなたの真実は雲にまで達します。
ああ神よ。 あなたは私を、御目にかなった完全な者だと 言ってくださいました。 私が苦しんでいるとき、 いつも気にかけてくださいました。 今また、私はあなたを呼び求めます。 どうか答えてください。 私をあわれみ、私の祈りを聞いてください。
神は私たちの隠れ家、また力、 苦難にあえぐときの確かな助けです。
朝ごとに、天におられるあなたを見上げ、 御前に願い事を申し上げ、ひたすら祈ります。
苦悶に沈みながら、あえぐように助けを求めています。 夜通し祈り、天に手を差し伸べて嘆願しています。 祈りが聞かれるまでは、 喜びなど私には関係がありません。
あなたが私をこんなにも愛し、 いつも情けをかけてくださるからです。 あなたは、地獄の底から 私を救い出してくださったお方なのですから。
ああ主よ。 くる日もくる日も、私は命乞いをしています。
私は主の優しいお心づかいを、いつまでも歌います。
おお、主の右の手は力と栄光に満ち、敵を粉みじんに打ち砕く。
ああ、今までの歴史の中で、 やがてくる日のような恐怖の時があったでしょうか。 それは、同胞イスラエルの苦しみの時で、 今までに一度も経験したことのないものです。 しかし、神は彼らを救い出してくださいます。
それはまた、外国人も救われて、自分たちに対する神のあわれみのゆえに神をほめたたえるためでもあったことを、思い出してください。次のように書かれているとおりです。 「私は外国人の中で、あなたを賛美し、 あなたの御名をほめ歌おう。」(詩篇18・49)
やはり、神様は私たちを助け、恐ろしい死の危険から救い出してくださいました。これからも、何度でも、救い出してくださるに違いありません。
どうか、私たちの祈り、願い、考え、望みをはるかに超えたすばらしいことを、その偉大な力でなされる神に、栄光がありますように。
キリストはこの地上におられた時、死から救うことのできるただひとりの方に、うめきと涙とをもって祈られました。この祈りは、どんな場合にも神に従おうとする、キリストの謙遜で切なる願いのゆえに聞き入れられたのです。
ライオンや熊の爪や歯から守ってくださった神様は、あのペリシテ人の手からも、私を守ってくださるに違いありません。」 サウルは、ついに首をたてに振りました。「よし、わかった。行きなさい。主がついておられるように。」