私を見ると、だれもがあざけり、 冷笑し、肩をすくめます。
私は神に助けを願い、 じきじきに答えていただいたこともあるのに、 今は人の笑い草になっている。 品行方正な私が、物笑いの種となっているのだ。
ここにいる慰めにもならない慰め役たちは、 私を丸のみにしようと口を大きく開けています。 敵はいっせいに攻撃をしかけます。
とはいっても、立場が逆だったら、 私も同じようなお説教をしていたかもしれない。 あきれ果てて、痛烈な批判を浴びせかけていただろう。
まるで失敗の見本でも見るように、 人々は私をあざけります。
そのとき、正しい者を非難する、 横柄きわまりない者どものくちびるは、 何も言わなくなるのです。」
あなたは「ユダヤ人」ということばを、 国々の間で侮蔑と恥の代名詞となさいました。
イスラエルを救う聖なる方は、 さげすまれている者、のけ者にされている者、 支配者たちに踏みつけられている者に向かって、 こう言います。 「あなたが通ると、王は立ち上がって敬意を表す。 わたしがあなたを選んだので、 首長たちも深々と頭を下げる。 イスラエルの聖なる神であるわたしが、 あなたを選んだのだ。」
私たちは彼をさげすみ、受け入れませんでした。 彼は悲しみの人で、 苦しみをなめ尽くした人でした。 私たちは彼に背を向け、 そばを通っても顔をそらしました。 彼が侮られても、そ知らぬふりをしていました。
おまえたちは、だれをからかい、 大きな顔をして舌を出すのか。 罪人とうそつきの子よ。
長いとげのいばらで作った冠を頭に載せ、右手には、王の笏に見立てた葦の棒を持たせました。それから、拝むまねをして、「これはこれは、ユダヤ人の王様。ばんざーい!」とはやし立てました。
そこでイエスは、「さあ、この人たちを外に出しなさい。娘さんは死んではいません。ただ眠っているだけです」と言われました。それを聞くと、みんなはイエスをあざ笑いました。
こうしてさんざん笑いものにしたあげく、紫色のガウンをはぎとってもとの着物を着せ、いよいよ十字架につけるために引き出しました。
刑場のそばを通りかかった人たちは、大げさな身ぶりで、「神殿を打ちこわして三日で建て直すんだってなあ。そんなに偉いなら、たった今、十字架から降りて来いよ。自分を救ったらどうなんだ!」と、口ぎたなくイエスをののしりました。
何よりもお金に目のないパリサイ人たちは、この話を聞いて、イエスをあざけりました。
ヘロデと部下の兵士たちは、さんざんイエスをばかにし、あざけったあげく、王が着るようなガウンを着せて、ピラトのもとに送り返しました。