主はいなずまを恐怖の矢として放ち、 私の敵をかき乱しました。 あの逃げ惑うさまを見てください。
そのあとで、耳をつんざくような雷鳴がとどろく。 神の威厳を告げ知らせているのだ。
雷鳴は神の声に栄光を添える。 神の力の偉大さは測り知れない。
いなずまを呼び寄せ、 意のままに雷を落とすことができるか。
主は弓矢で私を狙いうちにした。 その毒矢は心臓深く突き刺さった。 神からの恐怖は隊列を組んで私に襲いかかる。 そのたびに、身のすくむような思いがする。
主よ、いなずまの矢を敵に放ち、 彼らを散らすように蹴散らしてください。
彼らは、主の矢にねらわれているのを知り、 あわてて向きを変え、一目散に逃げるでしょう。
主の御声は雲間から響きます。 栄光の神は大空に雷鳴をとどろかせます。
主の声は、いなずまを光らせ、とどろき渡ります。
雨が降り、いなずまが走り、雷がとどろき渡りました。
雷鳴とともにつむじ風が巻き起こり、 いなずまが世界を照らし出すと、 大地はわななき、揺れ動きました。
主が威厳ある声を響かせ、 怒りをこめて敵の頭上に力強い腕を振り下ろすとき、 燃える炎とつむじ風、 恐ろしい嵐と大きな雹の音となります。
主はひと声で、彼らを指揮する。 これは主の大軍で、主の命令に従う。 主のさばきの日は実に恐ろしい。 だれが、それに耐えることができるだろうか。
見上げる太陽と月は光を失い始め、 あなたの矢から発する輝きと槍のひらめきとで、 ぼやけています。
息つくまもなく災いを下し、 次々と矢を放ち、射倒そう。
矢は血に酔いしれ、剣は肉と血をむさぼる。 刺し殺され、捕らわれた者の肉と血を。 敵の頭は血にまみれる。」
主が敵を混乱に陥れたので、イスラエル軍はギブオンで彼らに大打撃を与え、逃げる者をベテ・ホロンとアゼカとマケダまで追って打ち倒しました。
主は手向かう者を打ちのめし、 天から彼らに雷鳴をとどろかせます。 主は地を隅々までさばき、 ご自分が選んだ王に特別な力を授け、 主に油注がれた者に大きな栄誉をお与えになるのです。」