私の叫びを聞いてください。 迫害する者どもの手から救い出してください。 相手は強すぎて、とても手に負えません。
主は子どものように素直な者を、 お見捨てにはなりません。 私も、死の一歩手前で救われました。
主は、私たちがどれほど弱い存在か、 知っていてくださいます。 その恵みは絶えることがありません。
私は敵に追いつめられ、地面にたたきつけられました。 そして、墓のように暗い所に住まわせられたのです。
主よ、すぐにもこの祈りに答えてください。 悩みはますます深刻になります。 どうか見放さないでください。 そうでなければ、私は死んでしまいます。
ああ主よ、お願いです。どうかお助けください。 私はまっすぐに生き、正しいことをしてきました。 ですから、どうしても、 この切なる叫びを聞いていただきたいのです。
敵の手にかかって、手も足も出なかった私。 その私を頑強な敵、私を憎む者から 救い出してくださいました。
主は、今度もきっと救い出してくださいます。 人々が生きているこの地上で、 再び主のあわれみを見ることができますように。
ああ主よ。 どうして、こんなに多くの者が私に逆らうのでしょう。 どうして、こんなに多くの者から いのちを狙われるのですか。 右も左も敵ばかりです。
しかし、敵は私を憎み、激しく苦しめます。 私には少しも身に覚えがありませんのに。
ですから、たとえ全世界が破裂し、 山々が崩れ落ちて海に沈むようなことがあっても、 怖がることはありません。
腕っぷしの強い者が、 手ぐすねひいて待ち伏せています。 主よ。私は彼らに何も悪いことをしていません。
私たちの昔の罪を持ち出して、 有罪の宣告を下さないでください。 神のこの上ないあわれみによって、 ちりの中ではいつくばっている私たちを 立ち上がらせてください。
私は宣言します。 「神こそ私の避難所、また安全地帯です。 この神への信頼を失うことはありません。」
神がご自分のものとして選ばれた私たちを訴えるのはだれですか。神ですか。とんでもない。神は私たちを赦し、義としてくださった方ではありませんか。
しかし、こうした中にあっても私たちは、いのちを投げ出してまで私たちを愛してくださったキリストによって、圧倒的な罪からの勝利を得るのです。
いったいイスラエルの王は、だれを捕まえるおつもりなのですか。なぜ、息絶えた犬や一匹の蚤にすぎない者を追いかけ回して、時間をむだになさるのですか。