目や口があっても、見ることも話すこともできません。
かかしのように立っているだけの神は、 ものも言えない。 歩けないから、だれかが運んでやらなければならない。 そんな神は、人に災いを下すことも 助けることもできず、 わずかな利益も与えられないのだから、 少しも怖がることはない。」
神に比べたら、人間は愚かな獣で、 一かけらの知恵もありません。 金細工人は偶像を作るたびに、 ますます良心が鈍くなります。 偶像には、いのちのしるしである息がないのに、 それを作るたびに神ができたと言って、 うそをつくからです。