彼らは自分に言い聞かせます。 「神はこのことを知らない。見てもいない」と。
「神も人も大した相手ではない」と 彼らはうそぶきます。 そしてどういうわけか、道を切り開いていくのです。
主よ、こんな連中を笑いものにしてください。
彼らは互いに励まし、悪事を行うのです。 ひそかに示し合わせては罠をしかけ、 「まさか、気づかれるはずがない」と言っています。
目を光らせて悪事を重ねる機会をねらっているのです。 いくらでも時間をかけて、際限のない悪知恵を働かせ、 策略を巡らします。
彼らは言います。 「いったい神は、地上でどんなことが起こっているか、 ご存じなのだろうか。
神はすぐに罪人を罰しないので、人々は悪いことをしても別に怖くないと思っているのです。
「人の子よ、イスラエルの長老たちが自分から進んでしていることを、よく見たか。彼らは、『主は見ていない。主は去って行った』とうそぶいている。
しかし、主は私に言いました。「イスラエルとユダの罪は非常に大きく、民全体に虐殺と不正行為が満ちている。彼らは、『主は見ていない。主は去って行った』と言っている。
イスラエルの民は、 わたしが見ていることなど気にもかけない。 その罪深い行いが、 あらゆる面から彼らの正体をあばいている。 わたしはそれをすべて見ている。
ところが、その場にいた何人かのユダヤ人の宗教的指導者たちの心中は、おだやかではありませんでした。
イエスを招待したパリサイ人はこの出来事を見て、「これで、やつが預言者でないことがはっきりした。もしほんとうに神から遣わされた者なら、この女の正体がわかるはずだから」とひそかに思いました。