「わたし、知恵が ためになることを教えてあげよう。 王が国を治めるのも、裁判官が善悪を見分けるのも、 わたしによる。
だが、本物の知恵と力は神だけのものだ。 ただ神だけが、私たちのなすべきことをご存じだ。 何といっても、神には思慮がある。
わたしの忠告にも叱責にも、耳を貸そうとしない。
自分のことしか考えない者は、 あらゆる規則に盾をつき、 自分のやり方を押し通します。
忠告はできるだけ聞いて、賢く生きなさい。
知恵のある人は力のある人より強く、 知恵は力より優れています。
二つのものを求めなさい。 善悪を見分ける知恵と良識です。 この二つを見失ってはいけません。
知恵ある者は、町の十人の有力者の力を合わせたより力があります。
全能の主はすぐれた教師であり、 農夫に知恵を授けるのです。
主は人間の助言を必要としたでしょうか。 何が正しく、何が最善であるかを知るために、 だれかの指示を仰いだでしょうか。
一人の男の子が私たちのために生まれます。 その肩にすべての主権が与えられ、 その子は、「すばらしい助言者」「全能の神」 「永遠の父」「平和の君」と呼ばれます。
あらゆる知恵をたくわえ、目をみはる大きな奇跡を行います。神の視線は人のすべての道に注がれており、それぞれの生き方と行為に従って、一人一人に報いるのです。
後に、ほんとうの光である方が来て、全世界の人々を照らしてくださったのです。
「神なんか信じなくてもいい、自分は賢いのだ」と主張しながら、実際には、全くの愚か者になってしまいました。
しかし神は、ユダヤ人でも外国人でも、救いへと招かれた人々の目を開いて、キリストこそ彼らを救う偉大な神の力であることを悟らせてくださいました。実に、キリストご自身こそ、人々を救うための、神の知恵に満ちたご計画の中心なのです。
というのは、神によってあなたがたはキリスト・イエスのいのちを得たからです。キリストは、神の救いの計画を明らかにしてくださいました。私たちを神に受け入れられる者としてくださったのは、このキリストでした。この方は、私たちを聖なる者とし、また、私たちを買い取るために、ご自身を投げ出されたのです。
このキリストのうちには、まだ私たちの知らない知恵と知識の宝がすべて隠されているのです。