心臓を射抜かれるのを待つだけです。 まるで罠に飛び込む鳥のように、 どんな運命が待ち受けているか知らないのです。
鳥は罠が仕掛けられているところを見れば、 近寄りません。
彼女におぼれると金を巻き上げられ、 人妻にうつつを抜かすと身を滅ぼすからです。
人妻と関係する者は愚かな者で、 自分で自分を滅ぼします。
彼は屠り場に引かれて行く牛のように、 罠にかかった鹿のように女のあとについて行き、
彼らは、この女の客になった者が 今は地獄にいることを知らないのです。
悪い女は死よりも大きな苦痛を与えます。神に喜ばれる者は恵みによって彼女から逃れますが、罪を犯す者は彼女のしかけた罠にかかってしまいます。
いつ運の悪さに見舞われるかを知っている人はいません。人はみな、網にかかった魚、罠にかかった鳥のようです。