悪者よ。正しい人に手出しをしてはいけません。 正しい人は七度倒れても、 そのたびに起き上がることを知らないのですか。 しかし悪者は、一度つまずくと滅びるのです。
彼らは傲慢で、 私を生け捕りにしようと罠をしかけました。 足をすくい、宙吊りにする輪なわを仕掛けます。 身動きがとれないように網をかけようと 待ち伏せています。
悪者どもは神を敬う人をつけねらい、 何とか訴える口実を見つけ、 死罪に追い込もうと目を光らせます。
彼らは計画を練り上げるために集まり、 道ばたに潜んでは、私をねらって待ち伏せています。
腕っぷしの強い者が、 手ぐすねひいて待ち伏せています。 主よ。私は彼らに何も悪いことをしていません。
「待ち伏せして人を襲い、 身ぐるみ巻き上げ、殺そう、
昔からある境界線を勝手に変えるのは、 どろぼうと同じことです。
私の民はいっさいの危害から守られ、 静かに落ち着いて暮らします。
私は、ほふり場に引かれて行く子羊や牛のように、先にある危険に少しも気づいていませんでした。彼らが私を殺そうとしているとは、夢にも思わなかったのです。彼らは、「あの男を殺し、口を封じてしまおう。殺して、彼の名を永久に葬り去ろう」と相談していました。
イエスをひそかに捕らえて殺そうという相談のまっ最中でした。
ところが、この陰謀を、パウロの甥が知ったのです。彼は急いで兵営に駆け込み、このことをパウロに知らせました。
願うことはただ一つ、パウロを直ちにエルサレムに送り返してほしいということでした。彼らは、途中で待ち伏せて殺そうと思っていたのです。
そして、昼も夜も町の門を見張りましたが、いつしか、この陰謀はパウロの耳にも入ってしまいました。