貧しい人を助けない者は、 自分が困ったときにも助けてもらえません。
約束を破った者には神からのろいが下るように、とも祈りました。「もしこの誓いを破ったら、神が君たちの家と暮らしを破綻させてしまわれるように。」人々は全員「アーメン」と叫んで、主をほめたたえました。金を持っている者たちは誓いを実行に移しました。
私は曲がったことの嫌いな裁判官として、 生活苦にあえぐ貧しい人や、 身寄りのない子どもたちを助けてきた。
大声で助けを求めても、 誰ひとり彼らを助ける者はいませんでした。 そこで、彼らは主に向かって叫びましたが、 返事がありません。
彼らは毒蛇のように口に毒を含み、 熟練した蛇使いの声にさえ耳をふさぐ蛇のようです。
そのときになって助けてくれと言っても、 わたしはあなたがたを助けない。 わたしを懸命に捜しても、もう遅い。
貧しい人を助けておけば、 いざというときに困りませんが、 見て見ぬふりをすると恨まれます。
もしあなたがたが、自分に対して罪を犯した人を赦すなら、天の父も、あなたがたを赦してくださいます。
なぜなら、あなたがたが接するのと同じ態度で、相手も接してくるからです。
家の主人が戸を閉めてからでは遅すぎます。外に立ち、どんどんたたきながら、『ご主人様! 開けてください、お願いでございます』と、なりふりかまわず頼んでも、中からは、『おまえたちなど全然知らない』と、冷たい返事が返ってくるだけです。
しかし、そのとき人々は耳をおおい、割れんばかりの大声をあげ、ステパノ目がけて殺到したので、彼の声はほとんど聞き取れないほどでした。
自分ではぜいたくに暮らしていながら、困っている兄弟がいても、見て見ぬふりをするとしたらどうでしょう。どうして、その人に神の愛があると言えるでしょう。