賢い使用人は、主人の恥知らずの息子を監督し、 財産の分け前をもらいます。
利口な若者は陽の高いうちに干し草を作り、 恥知らずの若者は、 いざというとき平気で居眠りしています。
家族を怒らせるような愚か者は、 やがて大事なものまでもなくし、 ついには知恵ある人の使用人になりさがります。
やるべきことを心得ている召使は王に好かれ、 やっかいな召使は王の怒りを買います。
ごちそうがありながら毎日争いごとがある家より、 たった一切れのパンを 仲良く食べる家のほうが幸せです。
銀や金は火で精錬しますが、 人の心をきよめるのは主です。
親に乱暴する者は辱めを受けます。
子どもは、しかられ懲らしめられることで、 何が悪いことなのかを知ります。 わがままいっぱいに育てると、 あとで母親が恥をかきます。
貧しくても賢い若者は、どんな忠告も受けつけない、年取った愚かな王よりましです。