ことば数が多いと失敗します。 配慮をもって話す人が、 ほんとうに知恵ある人です。
「そんなにまくし立てられたら、 だれだって、ひと言いいたくもなる。 ことば数が多ければ 潔白だと認められるとでも思っているのか。
私は自分に言い聞かせました。 「不平を言うのはやめよう。 特に、神を信じない者たちがそばにいる間は。」
隣近所とけんかをするほど愚かなことはありません。 賢い人は不必要なことは話しません。
おしゃべりな人は根も葉もないことを言いふらし、 信頼できる人はうわさ話を口にしません。
知恵ある人は知っていても黙っていますが、 愚か者は言いふらして、愚かさをさらけ出します。
おしゃべり好きは、 おしゃべりの後始末をさせられます。 うっかり間違ったことを言って 死ぬ場合もあるのです。
神殿に入るときは、耳をすまして、口は堅くつぐみなさい。神に軽はずみな約束をするのは罪です。それがわからないほど愚かになってはいけません。神は天におられ、私たちは地にいるのですから、ことば数はできるだけ少なくすべきです。 仕事が多いと悪夢にうなされ、 口数が多いと愚かになる。
愛する皆さん。人のことばにまず耳を傾け、自分はあとから語り、怒るのは最後にしなさい。
また、ことばを制御できる人は、すべての点で自分を完全に制することができる人です。