ソロモンの教訓。 知恵のある子を持つ人は幸せですが、 愚かな子は母親にとって悲しみでしかありません。
王は三千の格言と、一千五首の歌を作りました。
ダビデ王の子、イスラエルの王ソロモンの教え。
知恵のある若者は父親の忠告を聞き、 親をさげすむ子はそれを鼻であしらいます。
分別がある息子は父親を喜ばせ、 反抗的な息子は母親を悲しませます。
反抗する者の父親には、 生きる楽しみがありません。
反抗的な子は親泣かせです。
不従順な子は、 父にとってわずらわしい存在です。 文句ばかり言う妻は、 したたり続ける雨もりのようにやっかいです。
次にあげるソロモン王の教訓は、ユダのヒゼキヤ王(ソロモンより二百年のちの王)に仕えた人々が見つけ、書き写したものです。
わが子よ。知恵のある人間になりなさい。 そうすれば、 私もどんなに鼻が高いことでしょう。
子どもは、しかられ懲らしめられることで、 何が悪いことなのかを知ります。 わがままいっぱいに育てると、 あとで母親が恥をかきます。
子どもをきびしくしつければ、 老後は幸せに過ごせます。
知恵のある子は父親を幸せにしますが、 悪い女とつき合う者は財産を使い果たして、 親に恥をかかせます。
しかし、伝道者は知恵があったので、自分の知っていることを全部人に教えました。また、さまざまの人生訓を集め、それを分類しました。
そればかりか、跡取り息子が愚か者か賢い者か、だれにわかるでしょう。それでも、私の財産はすべて、息子のものになるのです。なんと気分がめいることではありませんか。