これからは、主ご自身があなたがたを導き、川向こうの国々を滅ぼされます。そこを征服するための新しい司令官は、主が告げられたようにヨシュアです。
そのあとイスラエルは、またヨセフに言いました。「私はもう長くはない。だがおまえには神様がついている。きっともう一度、先祖の国カナンへ帰れるだろう。
先祖たちは代々、この幕屋を受け継ぎ、ヨシュアの指揮のもとに外国と戦って得た新しい領土に運び込み、ダビデ王の時代までありました。
私たちの神、主が先頭に立って戦ってくださる。主は、エジプトでは奇跡を行い、
あなたに代わってヨシュアを任命する。人々を率いて約束の地に入るのは彼だから、彼を励ましてやりなさい。』
このあと主はモーセに、「いよいよあなたの最期が来た。これからのことを指示するから、ヨシュアを幕屋(神がイスラエルの民と会う場所)に来させなさい」と告げました。二人は命じられたとおり、主の前に立ちました。
それから主は、ヌンの子ヨシュアに、「強く、勇敢な者でありなさい。約束の地にイスラエルの民を導き入れなさい。わたしはいつもあなたと共にいる。」と命じました。
エモリ人の王シホンやオグと戦った時のことは忘れていないでしょう。主はその国々にも同じようにされます。
ヌンの子ヨシュアは、知恵のあるりっぱな指導者でした。モーセがかつて、彼の頭に手を置いて任命したからです。そこで、人々はヨシュアの指導に従い、主がモーセに与えた戒めをそのとおり守りました。
まもなく約束の地に入りますが、主が共におられるので心配はありません。あなたがたよりずっと強大な国も、主の相手ではありません。ヘテ人の国をはじめ、ギルガシ人、エモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人の国々は、七つとも滅ぼされます。
しかし主がおられる以上、心配はいりません。あなたがたの先頭に立ち、火のような勢いで敵を滅ぼしてくださるでしょう。だから、すぐさま国々に攻め入って占領しなさい。
ここでの新しい安息の地とは、ヨシュアに率いられて入ったカナンの地(現在のパレスチナ)ではありません。もしそうなら、ずっとあとになって、今日がそこに入る時だなどと言われるはずがないからです。
「わたしのしもべモーセは死んだ。あなたこそ次のイスラエルを担う新しい指導者だ。さあ、人々を率いてヨルダン川を渡り、約束の地へ行きなさい。
そうするように主がそのしもべモーセに命じておかれたからです。モーセはこの命令をヨシュアに伝え、ヨシュアはそのとおり実行しました。ヨシュアは、主がモーセに与えた指示にことごとく従い、一つもたがえませんでした。
主はヨシュアに、「今日、あなたに大きな栄誉を授けよう。わたしがモーセとともにいたように、あなたとともにいることを、イスラエルの人々に知らせるためだ。
その日は、ヨシュアにとって生涯忘れることのできない日となりました。主はイスラエル人全員の目の前で、ヨシュアに大きな栄誉を与えたのです。人々は、モーセを敬ったと同じようにヨシュアを心から敬いました。