「では、やつらがほんの一部しか見えないこちらに来い。そのくらいの数なら、のろってもかまわないだろう。」
実際、大敗北のあと、ベン・ハダデ王の家臣たちは王にこう進言していたのです。「イスラエルの神は山の神だから、今回は負けたのです。平地なら難なく勝てます。
その時、一人の神の人(預言者)がイスラエルの王に近づき、主のことばを伝えました。「シリヤ人が、『イスラエルの神は山の神で、平地の神ではない』と言うので、わたしはあなたを助けて、この大軍を負かそう。そうすればあなたも、わたしこそ神だと認めるようになるだろう。」
人をのろうことばかりしていた彼を、 今度は、あなたがのろってください。 一度も人を祝福したことがない彼に、 祝福をお与えにならないでください。
わたしの民よ、忘れたのか。 モアブの王バラクが、ベオルの子バラムにのろわせて、 あなたを滅ぼそうとした時のことを。 わたしはバラムに、あなたをのろうどころか、 かえって祝福させたのだ。 このように幾度も、あなたに好意を示した。 シティムやギルガルで起こったことも、 そこであなたを祝福したことも、 みんな忘れてしまったのか。」
翌朝、王はバラムをバモテ・バアル山の頂上に連れて行きました。そこから見下ろすと、多くのイスラエル人が集まっているのが見えました。しかも、それは彼らの一部でした。
「何と言われましても、神様が言えとおっしゃること以外は申し上げられません。」
王はバラムをピスガ山の頂上のセデ・ツォフィムの原に連れて行き、そこに祭壇を七つ築き、それぞれに若い雄牛と雄羊を一頭ずついけにえとしてささげました。
ついで、モアブの王バラクがイスラエルに宣戦布告をした。バラクは、ベオルの子バラムを呼び、あなたがたにのろいをかけようとたくらんだが、