この時、急にろばが口をききました。主がそうなさったのです。「どうして私を三度もぶつのですか。」
「人間の口を造ったのはだれか。神であるわたしではないか。人が話せたり話せなかったり、目が見えたり見えなかったり、耳が聞こえたり聞こえなかったりするのは、だれの力によることか。
「私をばかにしたからだ。剣があれば、切り殺してやるところだ。」
神の約束は、必ずそのとおりになるのです。」
私たちは、自然界もこのすばらしい日を待ち望みながら、苦しみうめいていることを知っています。
なぜなら、神様はこう言われるからです。 「わたしは、たとえ人の目には どんなにりっぱに見える計画でも、 人間の側の救いの計画をことごとく打ちこわし、 最も才気あふれる人の、 最もすぐれた考えをも無視する。」(イザヤ29・14)
もっともバラムは、狂った道をそれ以上進まないようにと、人間の声で語ったろばにとがめられました(民数22―24章)。