アロンと二人で岩の前に人々を集めました。そして、「さあ、わからず屋ども。この岩から水を出してやるから、ありがたく思いなさい」と言うと、
「実はゆうべ二人とも夢を見てね、その意味がさっぱりわからないので、困っていたのだ。」 「夢を解釈するのは神様です。で、どんな夢ですか? よろしければお聞かせください。」
「王様、私が自分の力でそうするわけではありません。神様が王様の幸せについて教えてくださるのです。」
岩からほとばしり出た水は、川のように流れました。
「アロンはもうすぐ先祖のもとに行く。約束の地に入ることはできない。あなたがた二人がメリバの水のことで、わたしの命令に逆らったからだ。
しかし、わたしはさらにこうつけ加えましょう。人に腹を立てるなら、たとえ相手が自分の家族であっても、裁判にかけられます。人をばか呼ばわりするなら、裁判所に引っぱり出されます。人をのろったりするなら、地獄の火に投げ込まれます。
まく者も、水をやる者も、さほど大切ではありません。大切なのは、成長させてくださる神なのです。
腹を立てることがあっても、恨みをいだいて罪を犯してはなりません。いつまでも怒ったままでいないで、すぐに怒りを収めなさい。
全く、あなたがたを知ってからというもの、主に逆らわなかった時はないと言っていいくらいです。
また、ことばを制御できる人は、すべての点で自分を完全に制することができる人です。