ところが、エフライム人の指導者たちはギデオンに詰め寄り、激しく彼を責めました。「ミデヤン人との初陣で、なぜわれわれに声をかけてくれなかったのだ。」
しかし、イスラエルの人々は、ユダの人々だけが王とその家族の川越えに立ち会ったことに腹を立て、王に抗議したのです。
ユダの人々は言い返しました。「どうして、そんなに怒るのだ。王はわれわれの部族のご出身だ。何も文句を言われる筋合いはない。いったい王がどうされたというのだ。特別、われわれを養ってくださったわけでも、贈り物を下さったわけでもない。」
怒り狂い、のたうち回って息絶えるだけだ。
穏やかに答えれば相手の心を静め、 激しいことばでやり返すとけんかになります。
次に私は、物事を成功させる原動力がねたみであることを知りました。これもまたむなしいことで、風を追いかけるようなものです。
かつてはイスラエルが何か言うと、 国々は恐れのあまり震え上がったものです。 イスラエルが強力な君主だったからです。 ところが、イスラエルはバアルを拝んで、 滅びを決定的なものにしました。
「あなたがたには、神様がちゃんと、ミデヤンの将軍オレブとゼエブを捕らえさせてくださったではないですか。それに比べたら私のしたことなど取るに足りません。この戦いの最後を飾ったのはあなたがたですよ。そのほうが、戦いをしかけるよりも大仕事だったのではありませんか。」ギデオンの答えに、彼らはようやく怒りを収めました。