彼らはおびただしい数のらくだの群れを連れて来て、その地を荒らし尽くすまで動きませんでした。
エルサレムの娘さん、 私はケダルの天幕(荒野のアラビヤ人が住む黒いテント) のように、日焼けして黒いのです。 でも、きれいでしょう。」 「いや、あなたは私の絹の天幕のように愛らしい。」 「
バビロンは二度と立ち上がれず、 永久に人が住みつかない。 遊牧の民でさえ、そこにテントを張らず、 羊飼いも、そこでは羊の群れを休ませない。
らくだの大群が押し寄せる。 ミデヤンとシェバとエファからも、 ひとこぶらくだが黄金と乳香を携えて来て、 共に神をほめたたえる。
神は言います。 「彼らの羊の群れもテントも、 家庭用品ともども奪い取られる。 らくだも連れ去られ、 『われわれは包囲された。いよいよ最期だ』という 恐怖にひきつった叫び声が、あちこちから聞こえる。
彼らのらくだと家畜は、みなおまえのものになる。 わたしはこのアラブ人を風で吹き散らし、 四方八方から災難を呼び寄せる。」
天の軍勢の主はご自分の名にかけて、こう誓いました。 おまえの町々は、無数のばったが群がる畑のように、 敵兵であふれ返る。 彼らは、天にも届けとばかり、勝ちどきを上げる。
名前さえ聞いたこともない民が、あなたが汗水流して育てた作物を食べ、あなたを痛めつけます。
ミデヤン人、アマレク人、そのほか東方諸国の兵士がいなごのように谷に群がり、らくだも浜辺の砂のように数えきれないほどでした。一つの天幕まで近づくと、ちょうど一人の男が、彼の見た恐ろしい夢を仲間に話しているところでした。「全くいやな夢を見たよ。どでかい大麦のパンのかたまりが、この陣地めがけて転がり落ちて来るのさ。それで、テントをぺしゃんこにしてしまうのだ。」
そのころゼバフ王とツァルムナ王は、残りの兵一万五千とともにカルコルにたてこもっていました。これが生き残ったすべてで、すでに連合軍の兵士は十二万人が戦死していたのです。
ゼバフとツァルムナはギデオンに懇願しました。「あなた自身が手を下してください。われわれも、あなたのような大人に殺されたほうがいい。」そこで、ギデオンがとどめを刺し、二人のらくだの首にかけてあった飾りをはずしました。
ダビデと部下の者はその中に突入し、その晩から翌日の夕方までかかって、彼らを打ち殺しました。らくだに乗って逃げた四百人の若者のほかは、一人も取り逃がしませんでした。