イスラエルの神、主の前では、 シナイ山さえ揺れ動いた。
主に見つめられると、大地はすくみ上がり、 神の手が少しでも触れれば、山は噴火するのです。
山は雄羊のように、丘は子羊のように跳びはねました。
大地は揺れ動き、天は震えました。 シナイ山も、イスラエルの神の前で縮み上がりました。
ああ神よ。あなたは十分な雨を降らせ、 疲れ果てたようなご自分の領地を、 生き返らせてくださいました。 根無し草のようであった神の民は、 その地を住みかとしていただいたのです。
山々は、主の前でろうのように溶けました。
見ると、シナイ山全体が煙に包まれています。主が山の上に、炎に包まれて下ったのです。煙は、まるで炉に燃えさかる火のように空に渦巻き、山全体が強い地震で揺れ動きました。
人々はみな、山にいなずまが走り、煙が立ちこめるのを見ました。また、雷と恐ろしいラッパの音が鳴り続けるのも聞きました。だれもが遠く離れて立ち、恐怖に身を震わせました。
ああ神よ、どうして私たちを、 主の名で呼ばれたことのない外国人のように 取り扱われるのですか。
神の前に出ると、山々は震え、丘は溶ける。 大地は崩れ、その住民は滅ぼされる。
山々はそれを見て、震えました。 激流が走り、 深い淵が叫んで、主への降伏を告げました。
あなたがたは、イスラエルの民たちがシナイ山で神から律法(十戒)を授けられた時のように、恐怖、燃えさかる火、黒雲、暗闇、たけり狂う嵐に直面しているわけではありません。