ちょうどそこへ、野良仕事を終えた老人が通りかかりました。そこはベニヤミンの領地でしたが、この老人はエフライムの山地出身で、今はギブアに住んでいる人でした。
死ぬまで汗水流して土地を耕し、働いて糧を得、そしてついに死に、再び土に帰る。土から造られたのだから、また土に帰らなければならないのだ。」
入れ替わりに、人間が一日の仕事を始め、 夕暮れまで働きます。
その人へのほうびは、繁栄と幸福です。
賭け事で得た財は羽が生えて飛んでいき、 こつこつためた財は確実に増えていきます。
まじめに働けば収入は増え、 むだ話ばかりしていると貧しくなります。
家を建てるのは、仕事がうまくいってからにしなさい。
汗水流して働く人は、満腹していようが腹をすかしていようが、ぐっすり眠ることができます。しかし、金満家は不安につきまとわれ、不眠に悩まされます。
今わたしの民がしていることは、 昔、彼らがギブアでしたこと(士師19・14以下参照)と 同じように堕落している。 主はそれを忘れず、必ず罰を下す。
盗みを働いていた人はやめ、かえって困っている人に施しができるように、まともに働きなさい。
そちらにいた時にも、「働かない者は食べる資格がない」と教えたはずです。
イスラエルにまだ王がいなかったころ、あるレビ人がエフライムの山地の奥に住んでいました。その人は、ユダのベツレヘムから一人の娘をそばめとして連れて来ました。
こうして、一行は旅を続けました。ベニヤミン族の村ギブアまで来た時、ちょうど日が沈みました。
ここで一泊しようと町へ入って行きましたが、だれも招き入れてくれません。しかたなく町の広場で野宿することにしました。
広場に野宿している旅人に目を留めた老人は、「どちらからお越しかな。どこまで行かれるのじゃ」と尋ねました。