若者はミカとの取り決めについて話し、ミカの私的な祭司であることを告げました。
金持ちをえこひいきするのは、 一切れのパン欲しさにたましいを売り渡すことです。
彼らは貪欲な犬で、満足することを知らない。 自分の利益だけを追い求める愚かな羊飼いで、 めぼしいところから、 できるだけ多くもうけてやろうと目を光らせている。
ほんの一つかみの大麦のために、あるいは、ほんの一切れのパンのために、わたしの民をわたしから去らせようとするのか。おまえたちは、死んではならない者を死に追いやったのだ。わたしの民を欺き、生きていてはならない者にいのちを約束している。そうするのが、彼女たちの好む手口だ。』」
ああ、あなたがたの中に、神殿の扉を閉ざして、 このようないけにえを拒絶する祭司が、 一人でもいればいいのだが。 わたしはあなたがたに喜びを感じない。 あなたがたのささげ物は受け取らない。」 主は言います。
私はお金やぜいたくな衣服をほしいと思ったことなど、ただの一度もありません。
酒飲みでも、乱暴者でもなく、やさしく親切で、金銭に執着がなく、
そんな議論は直ちにやめさせなさい。それで、すでに何家族かが神の恵みから離れてしまいました。そんなことを教える者たちの目当ては、一にも二にも金もうけです。
偽教師たちは貪欲で、人のふところをねらうためには、手段を選びません。しかし神は昔から、彼らをきびしく罰してこられました。彼らの滅びは確かです。
「よろしければ、ここにとどまってください。私どもの祭司になっていただきたいのです。毎年、銀十枚と新しい衣服ひとそろい、それに生活費いっさいを面倒みて差し上げますよ。」 若者は同意し、ミカの家族同様の扱いを受けました。
ミカはおかかえの祭司を得たのです。
そして、レビ人なまりの若者に気づき、近くに呼んで尋ねたのです。「ここで何をしているのですか。なぜこんな所にいるのです?」
「そうですか。それなら、われわれの旅が成功するかどうか、ひとつ、神に伺ってくれませんか。」