ペリシテ人の領主たちは、サムソンを捕らえたことを祝う盛大な祭りを催しました。人々は彼らの神ダゴンにいけにえをささげ、熱狂的に賛美しました。 獄中のサムソンを満足げに眺めながら、「われわれの神は、宿敵サムソンを引き渡してくださった。同胞を大ぜい殺した元凶が、今はあのざまだ」と言いました。
武具は彼らの神々の神殿に奉納し、首はダゴンの宮にさらしたのです。
敵が苦しむのを喜んではいけません。 敵が失敗したからといって、 うれしがってはいけません。
それゆえ、たとえ回りの国々が偶像を拝んでも、 私たちの神、主に従おう。
私が言いたいのは、彼らのささげる物は、神にではなく、悪霊にささげられたものであるということです。あなたがたの中から、偶像への供え物を異教徒たちと共に食べたりして、悪霊と一つになる人など一人も出てほしくありません。
しかしその間に、サムソンの髪は少しずつ伸びていました。
彼らは王の首を切り、武具をはぎ取りました。そして、国中の偶像の神殿と国民とに、サウル王を討ち取ったという朗報を伝えました。