彼はみつをかき集め、歩きながら食べました。また、両親にも食べさせました。しかし、どこで手に入れたかは教えませんでした。
わが子よ。はちみつが食欲をそそるように、 知恵はあなたの心に 賢くなりたいという意欲を起こさせます。 それがあれば、 希望にあふれた将来が約束されます。
小さな水のしずくでも、 長い間には堅い岩をけずります。 同じように、じっと忍耐していれば、 やわらかい舌が堅い骨を砕くことになるのです。
父親が結婚の手はずを整えてくれると、サムソンはしきたりどおり村の若者三十人を招いて祝宴を催しました。
結婚式のためにまた出かけて来たサムソンは、途中ライオンの死骸が気になり、その場所へ立ち寄ってみました。すると死骸にはみつばちが群がり、みつがしたたっていたので、
「ろばはもう見つかったとおっしゃいました。」 しかしサウルは、自分が王として油を注がれたことは黙っていました。
一日二日が過ぎたころ、サウルの子の王子ヨナタンは、側近の若者に言いました。「さあ、ついて来い。谷を渡って、ペリシテ人の陣営に乗り込もう。」 このことは、父サウルには知らせていませんでした。