両親は、まさか背後で主がこうなるように画策しておられるとは気づきませんでした。主は、当時イスラエルを支配していたペリシテ人を、計略にかけようとしておられたのです。
彼らの要求を蹴ったのです。それは、主がそう仕向けたからです。こうなったのは、いつかシロ出身の預言者アヒヤによってヤロブアムに約束されたことが実現するためでした。
彼がまだ話し終わらないうちに、使者が到着し、そのあとには王が続いていました。王は言いました。「主はこんなひどいことをなさった。もうこれ以上、主の助けなど期待できない。」
こうして王は、人々の願いを聞き入れませんでした。こうなったのは、シロ人アヒヤによってヤロブアムに告げられた預言が実現するよう、神が仕向けていたからです。
ところが、このことが彼のいのち取りになりました。神は、ヨラムと同盟を結んだアハズヤに罰を下そうと決めていたのです。ヨラムを見舞ったアハズヤは、彼と手を組んで、ニムシの子エフーとの戦いに出かけました。このエフーこそ、アハブ家を倒すため、神が立てた人物だったのです。
しかし、アマツヤは聞き入れようとしませんでした。神は、エドムの神々を拝んでいた王を滅ぼそうとしていたのです。
天におられる私たちの神は、 意のままに事を運ばれます。
そのため、他の大臣や州知事は激しく嫉妬し、ダニエルの行政に落度はないかと探り、王に訴える口実を見つけようとしました。しかし、何一つ批判できる点を見つけることができません。ダニエルは誠実で、正直にふるまい、間違いを犯すことがありませんでした。
それは、主が敵の王たちに、イスラエルと和を講じるよりも対抗する道を選ばせたからです。それで敵は、主がモーセに命じたとおり、非情にも一掃されることになったのです。
イスラエル人はまたも、ほかの神々を拝む罪を犯しました。それで主は、ペリシテ人がイスラエルを征服するにまかせたので、イスラエルは四十年間、彼らの支配下に置かれることになりました。
サムソンと両親がティムナに向かって行き、町のぶどう畑にさしかかった所で、一頭の若いライオンがサムソンに襲いかかってきました。
そこで、ユダから三千人がサムソンを捕らえにエタムの岩のほら穴へ行って、サムソンに言いました。「なんということをしてくれたのか。ペリシテ人は、われわれの支配者ではないか。」 するとサムソンは言いました。「彼らが私にしたとおり、彼らにしただけだ。」
サムソンは腹を立てて言いました。「いいか、これから先、何が起ころうと、私の知ったことではないから。」