山犬でさえ、自分の子を育てるというのに、 イスラエルは荒野のだちょうのように、 赤ん坊の泣き声を聞いても知らぬふりをしています。 一滴の水も残っていないので、 子どもたちは渇きのため、 のどがかれています。 幼子はパンが欲しくて泣きますが、 誰ひとり、一かけらも与えることができません。
朝、お乳を飲ませようとすると、子どもが死んでいるではありませんか! しかも、明るくなってからよく見ると、私の子ではないのです。」
ハイエナや山犬は宮殿を巣窟とする。 バビロンの寿命はあとわずか、運命の時はそこまで来ている。」
宮殿にはいばらが生い茂り、 要塞にはいらくさが一面に生えます。 こうして、山犬のねぐら、 だちょうの住みかとなるのです。
「いや、母親がわが子を忘れ、 愛さなくなることがあるだろうか。 たとえそんなことがあっても、 わたしはあなたを忘れない。
敵が町を包囲するので食糧はなくなり、閉じ込められた者が自分の子や友人の肉を食べるようになる。
主よ、思い直してください。 このような仕打ちをしている相手は、 神の民ではありませんか。 母親が、ひざの上であやしたわが子を 食べていいのでしょうか。 祭司や預言者が、神殿で殺されてよいのでしょうか。
心の優しい女でさえ、生き延びるために、 自分の腹を痛めた子どもを食べました。
親がわが子を食べ、子も親を食べるようになる。幸いにして生き残った者も、世界中に散らされる。
あなたがたを、わが子の肉まで食べるほどに飢えさせる。
また、わきまえがなく、平気で約束を破り、情け知らずで不親切な者となりました。