敵はあなたをあざ笑い、 ののしって言います。 「とうとう、この都を滅ぼしたぞ。 待ちに待った時がついにきた。 この目で、都が倒れるのを見た。」
悪者どもは私を中傷し、偽りばかり並べ立てています。
これを見たひねくれ者は、怒りに震えますが、 歯ぎしりしながら、逃げ出すしかありません。 望みが消え去ったからです。
まるで獲物をねらってほえたけるライオンのように、 口を開けて近づいて来ます。
私をのろわせるのに、 町のならず者まで駆り集めていたからです。
彼らは、 この私が悪事を働く現場を目撃したと叫びます。 「確かにこの目で、あいつが悪いことをするのを見た」と はやし立てます。
「全く思いどおりに事が運んだ。 ついに、あいつもおしまいだ」と言って、 喜ぶことがないようにしてください。
神は、ご自分を信じる人を陥れようと企む者を 笑われます。 彼らのさばかれる日が近いのをご存じだからです。
彼らはこう言います。 「どんな病気か知らないが、もうすぐおしまいだ。 二度と起き上がれるものか。」
すると、愛と真実の神は、 天から手を差し伸べて救ってくださいます。 私を亡き者にしようと、必死になっている うそつきどもから、救ってくださるでしょう。
だれもが見捨てた荒れた土地でさえ、 人々でにぎわうようになる。 あなたを奴隷にした敵どもは、はるかかなたに去る。
この神殿をシロの神殿のように壊し、エルサレムを全世界ののろいの代名詞とする。」
しかもわたしは、彼らを世界中に散らす。彼らは行った先々の国で、のろわれ、ののしられ、あざけられる。
イスラエル人はライオンに追われる羊のようだ。初めはアッシリヤの王がその肉を食い、次にはバビロンのネブカデネザル王が、骨まで食いつくした。」
彼らを見つけた者は彼らをさんざん食い物にし、『彼らを好きなように料理しよう。彼らは、正義の神であり、彼らの先祖の望みであった主に罪を犯したのだから』と言った。
バビロンのユダヤ人たちは訴えます。 「バビロンのネブカデネザル王は、私たちを食い物にし、 踏みつけ、骨なしにしました。 怪物のように私たちをのみ込み、 私たちの財宝で腹を満たし、 私たちをイスラエルから追放しました。 バビロンに、このすべての悪事の報いを刈り取らせ、 その手で流した私たちの血を完全に償わせてください。」
私のうめきを聞いてください。 助けてくれる者はどこにもいません。 敵は私が苦しんでいるのを聞きました。 彼らは、主が私に罰を加えたと知って、 喜んでいます。 しかし主よ。お約束どおり、 彼らも私と同じ目に会う時が来るはずです。
敵はみな、私たちに大きな口をたたきました。
そう、姉に臨んだ恐るべきことが、あなたにも降りかかる。 姉が飲んだ杯は、あふれていた。 おまえが苦しむのを見て、 国々があざ笑うだろう。
神である主はこう語ります。「ペリシテ人は昔からユダに恨みを抱き、復讐の念に燃えて攻めて来た。
彼らにこう告げるのだ。神、主が語ることを聞け。おまえは、わたしの神殿が破壊された時、あざ笑った。イスラエルが苦しんでいる時、これをさげすんだ。ユダが捕囚として連れて行かれた時、それ見たことかと笑った。
神である主はこう語ります。「おまえはわたしの民の滅亡を見て手をたたき、足を踏み鳴らして喜んだ。
そして、四方八方から攻撃してあなたがたを滅ぼし、多くの国々に奴隷として連れて行った。あなたがたはあざけられ、なぶりものにされている。」
あなたは全世界の笑いものとなり、すべての人への恐ろしい見せしめとなる。主が一つの国を激しく叱責し、その国全体に立ち向かうとき、どのようなことが起こるかを見るからだ。主であるわたしが、これを語っている。
イスラエルは滅ぼされ、壊れた壺のようになって、 国々の間に横たわる。
今、多くの国があなたに敵対して集まり、 あなたの血を求め、 滅ぼそうとやっきになっている。
この告発に、ユダヤ人の指導者たちの怒りは爆発しました。彼らは歯ぎしりしてくやしがりました。